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釣りや旅行の途中で、N-WGNの中でひと晩休めたら便利ですよね。
『軽で車中泊なんて、体が痛くなりそう』と不安な方も多いはずです。
結論から言うと、N-WGNの車中泊は大人1人ならしっかり寝られる形を作れます。2人だと幅が足りず、窮屈になりやすいです。
カギはフラットに近づける手順と、すき間を埋めるマットです。
この記事を読めば、フラットにする手順と、そろえておきたい道具が分かります。
N-WGNで車中泊はできる?室内の数字で見る
まずは室内の広さを数字で見てみましょう。現行型(2代目 JH3/JH4)のホンダ公式の主要諸元表の値です。
| 項目(現行・2代目) | 数値 |
|---|---|
| 室内長 | 2,055mm |
| 室内幅 | 1,350mm |
| 室内高 | 1,300mm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 全長×全幅 | 3,395×1,475mm |
室内長の2,055mmは、前の計器盤から後席の背もたれまでの長さです。寝られる長さとは同じではない点に気をつけてください。
室内幅は1,350mmです。大人2人が並ぶと肩が触れるくらいの幅なので、寝るのは1人がちょうどいいんです。
N-WGNの車中泊は「大人1人・荷室から後席を使って縦に寝る」形がいちばん現実的です。2人なら、1人は前席を倒して休むなど分けて考えると楽になります。
サイズ全体の数字は N-WGNのサイズ一覧 で確かめられます。
フルフラットにはなる?2つのやり方
『N-WGNってフルフラットになるの?』とよく聞かれます。実は、完全な平らにはなりにくく、段差やすき間をマットで埋める前提で考えるのが近道です。
やり方は大きく2つあります。
| やり方 | 寝る場所 | 向いている人 | 気になる点 |
|---|---|---|---|
| 後席を倒す(荷室つなぎ) | 荷室から倒した後席の上 | 1人でしっかり寝たい | 背もたれの段差と傾き |
| 前席を倒す(前後つなぎ) | 倒した前席から後席の座面 | 短い仮眠をとりたい | 凹凸が大きく、腰が沈みやすい |
しっかり寝たいなら、後席を倒して荷室とつなぐ方法がおすすめです。床に近い分、体がまっすぐになりやすいですね。

後席を倒してフラットにする手順
ここからは、荷室と後席をつなぐやり方を順番に見ていきます。
- 荷室の荷物をいったん外に出す
- ラゲッジボードを、倒した後席とつながる高さに合わせる
- 前席をいちばん前までスライドし、背もたれを起こす
- 後席の背もたれを前に倒す(ビッグラゲッジモード)
- 段差やすき間に、タオルやクッションを詰める
- 上からマットを敷いて、寝転がって傾きを確かめる

ポイントは2番のボードの高さです。N-WGNの荷室はラゲッジボードで床の高さを変えられるので、倒した背もたれとの段差が小さくなる位置を探してみてください。
前席を前に出しておくと、そのぶん寝る長さが伸びます。後席のスライドも合わせて試すと、ちょうどいい位置が見つかりやすいです。
小さな段差でも、ひと晩寝ると腰や背中が痛くなりやすいです。「少しなら平気」と思っても、タオル1枚でいいので埋めておきましょう。
荷室のモードの使い方は N-WGNの荷室の広さ でもくわしく書いています。
背の高い方は、斜めに寝ると足を伸ばしやすくなることもあります。マットを敷く前に、一度寝転がって向きを決めておくといいですね。
マットは何を選ぶ?厚みと長さの目安
フラットに近づけたら、次はマット選びです。
『どれを買えばいいか分からない』という方は、厚みと収納のしやすさで選ぶと失敗しにくいです。
| マットの種類 | 厚みの目安 | よいところ | 気になるところ |
|---|---|---|---|
| ウレタンの折りたたみ | 数cm程度 | 段差を吸収しやすい | たたむとかさばる |
| エアー(空気)式 | 数cm〜10cm程度 | しまうと小さい | 穴あきに注意 |
| インフレーター式 | 数cm〜10cm程度 | 寝心地と収納のバランス | 空気の出し入れに時間 |
| キャンプ用の銀マット | 1cm前後 | 安くて軽い | 単体では段差が残る |
段差が残りやすいN-WGNでは、厚みのあるマットのほうが体が楽です。銀マットだけだと、段差をそのまま感じてしまうことも。
長さは、寝る場所の長さを実際に測ってから決めましょう。荷室の奥から前席の背もたれまでをメジャーで測るのが確実です。
- 寝る場所の長さと幅を、メジャーで測った
- 段差がある所に厚みが来るように置ける
- たたんだ時に荷室に収まる
- 車内で広げる時、天井にぶつからない
寝る前に車内を整えるコツ
マットを敷いたら、寝る前に車内を少し整えておくと、夜中に困ることが減ります。
荷物は前席の足元や助手席にまとめて、寝る場所には置かないようにしましょう。夜中に何かを探す時も、置き場所が決まっていると楽なんです。
『夜中にトイレに行きたくなったら?』と心配な方は、近くのトイレの場所を明るいうちに確かめておくと安心です。鍵とライトは、手の届く所に置いておきましょう。
夜を快適にする道具と、暑さ寒さ対策
マットのほかに、そろえておくと快適さが大きく変わる物があります。
- 窓をふさぐシェードやカーテン(外からの目線と光をさえぎる)
- 寝袋か毛布(季節に合う物)
- 小さなLEDライト
- モバイルバッテリーやポータブル電源
- 換気用の網戸(窓に付けるタイプ)
窓のシェードは、車種専用品だと窓の形にぴったり合います。選び方は N-WGNのサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方 で紹介しています。
暑い時期は、車内の温度がすぐに上がります。夏の車中泊は、標高の高い場所を選ぶ、網戸で風を通すなど、エンジンに頼らない工夫が大事です。
寒い時期は、床からの冷えがこたえます。マットの下に断熱シートを敷くと、体感がかなり変わりますよ。
車中泊の電気はどうする?バッテリー上がりに注意
夜にスマホを充電したり、ライトをつけたりと、電気はけっこう使いますよね。
N-WGNにはUSB Type-Cの充電ポートがあります(現行・ホンダ公式)。ただ、エンジンを止めた状態で車の電気を使い続けると、バッテリーが弱ることがあるんです。
| 電気の取り方 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 車のUSBポート | 手軽ですぐ使える | エンジン停止中の長時間使用でバッテリーが弱る |
| モバイルバッテリー | 小さくて持ち運びやすい | 容量が少なく、スマホの充電くらいまで |
| ポータブル電源 | 電気毛布や扇風機にも使える | 重くて値段が高め、荷室の場所をとる |
ひと晩泊まるなら、スマホはモバイルバッテリー、それ以上の電気はポータブル電源と分けるのがおすすめです。車のバッテリーを守れるので、朝にエンジンがかからない心配が減ります。
室内灯のつけっぱなしなどでバッテリーが上がることもあります。対処と交換の目安は N-WGNのバッテリー上がりと交換・アイドリングストップ で書いています。
FFと4WD、車中泊に向くのはどっち?
雪の季節やキャンプ場の砂利道を走る方は、駆動方式も気になりますよね。数字で比べてみます(現行・標準L・ホンダ公式の主要諸元表)。
| 項目 | FF | 4WD |
|---|---|---|
| 燃料タンク | 27L | 25L |
| WLTC燃費 | 23.0km/L | 20.7km/L |
| 最低地上高 | 140mm | 145mm |
| 車両重量 | 850kg | 910kg |
| 全高 | 1,675mm | 1,695mm |
FFのほうがタンクが大きく燃費もいいので、遠くまで給油なしで走りやすいです。一方、雪道や未舗装の坂が多い所へ行くなら4WDが安心ですね。
室内の広さはどちらも同じなので、寝る場所の作り方は変わりません。行き先の道で選んでみてください。
FFと4WDの価格差は N-WGNの4WDは必要か で詳しく比べています。
安全に泊まるための注意点
車中泊でいちばん大事なのは、安全です。ここは楽しさより先に押さえておきたいところです。
雪で排気口がふさがると、排気ガスが車内に入る危険があります。冬に雪が積もる場所では、エンジンを止めて寝るのが基本です。
- 車中泊をしてよい場所か(道の駅や駐車場のルール)を確かめた
- 平らで、傾きの少ない場所に止めた
- ドアをロックし、窓は少しだけ開けて換気している
- 電子制御パーキングブレーキがかかっているか確かめた
- 貴重品を外から見える所に置いていない
N-WGNの2代目は、電子制御パーキングブレーキが標準です。止めた時にメーターの表示で、ブレーキがかかっているかを見ておきましょう。
使い方は N-WGNのパーキングブレーキ・ブレーキホールドの使い方 にまとめています。
『道の駅ならどこでも泊まれるよね』と思いがちですが、仮眠はよくても宿泊はご遠慮ください、という所もあります。行く前に確かめておくと安心です。
車中泊用にN-WGNを選ぶのはあり?
最後に、車中泊を目的にN-WGNを選ぶかどうかの話です。
『もっと広い軽のほうがいいのかな』と迷う方もいますよね。背の高いスーパーハイトワゴンやバン型の軽は、天井が高く荷室も四角いので、車中泊ではゆとりが出やすいです。
一方、N-WGNは普段の運転のしやすさや燃費とのバランスがいい車です。WLTC燃費は標準LのFFで23.0km/Lあります(現行・ホンダ公式)。
- 普段使いの燃費と運転のしやすさを保てる
- 大人1人なら、マットで十分に寝られる
- 4WDも選べて、雪の多い地域でも使いやすい
- 2人で並んで寝るには幅が足りない
- 完全なフラットにはなりにくく、マットが前提
- 天井が高い車に比べると、車内で着替えにくい
ときどき1人で泊まるくらいなら、N-WGNで十分楽しめます。軽としての実力は [[link:kei-janai|N-WGNは軽じゃない?
と言われる理由]] でも見ています。
自転車を積んで出かけたい方は、N-WGNに自転車・ロードバイクは積める? も参考にしてみてください。
購入を考えている方は、N-WGNの値引き相場と限界額 で予算の目安をつかんでおくと安心です。
よくある質問
N-WGNはフルフラットになりますか?
完全な平らにはなりにくいです。後席を倒し、ラゲッジボードの高さを合わせ、段差をマットで埋めると寝やすくなります。
N-WGNで大人2人の車中泊はできますか?
室内幅が1,350mmなので、2人で並ぶとかなり窮屈です。1人は前席で休むなど、分けて考えると楽です。
どんなマットがおすすめですか?
段差が残りやすいので、厚みのあるインフレーター式やウレタン式が向いています。寝る場所の長さを測ってから選んでみてください。
エンジンをかけたまま寝てもいいですか?
おすすめしません。特に雪の日は排気口がふさがり、排気ガスが入る危険があります。エンジンを止めて寝るのが基本です。
車中泊は道の駅でしてもいいですか?
場所によってルールが違います。宿泊を断っている所もあるので、事前に確かめておきましょう。
寝られる長さはどれくらいですか?
室内長は2,055mmですが、これは寝られる長さと同じではありません。前席を前に出し、荷室の奥から前席の背もたれまでをメジャーで測るのが確実です。
まとめ
- N-WGNの車中泊は、大人1人で縦に寝る形がいちばん現実的
- 後席を倒し、ラゲッジボードの高さを合わせてフラットに近づける
- 段差が残るので、厚みのあるマットとタオルで埋める
- シェード、寝袋、換気の道具があると快適さが大きく変わる
- エンジンは止めて寝る、泊まってよい場所か確かめる





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